安芸津の素敵なお店やスポット情報がぎゅっと詰まった「安芸津満喫探訪MAP」が今月、発行となりました。
手書きのイラストと文字がかわいい!
そして情報量がすごい!
いったいどんな人が、どんな思いで作ったのか?
東広島まるひネットは「安芸津満喫探訪MAP」の制作者に突撃インタビューを実施しました!
制作者は村上由貴さん
「安芸津満喫探訪MAP」を制作したのは、2020年9月に東広島市安芸津町の地域おこし協力隊に着任した村上由貴さん。
竹原市出身で、東広島市の前は東京で暮らしていたそうです。
広島県内の情報誌の編集や、東京の会社で広報を担当した経験がある村上さん。
広島県内のまちおこしの活動を取材する機会も多く、広島の魅力を再認識したのだとか。
地域への思いや実際の活動について話を聞く中で感化され、「自分もやってみたい!」と思うようなり、安芸津の地域おこし協力隊に応募したのだそうです。
「安芸津満喫探訪MAP」について
「安芸津満喫探訪MAP」を作ろうと思ったきっかけは?
村上さんが「安芸津満喫探訪MAP」を作ろうと決めたのは2020年の10月。2020年9月に地域おこし協力隊に着任し、まだ1ヶ月しか経っていない頃です。
「引っ越してきたばかりで安芸津のことを全然知らなかったので、まずは安芸津で暮らす人たちの話を聞きたい、という思いでスタートしました」と村上さん。
あいさつまわりも兼ねて、「安芸津のことを、まずは知る」という目的があったのですね。
「安芸津満喫探訪MAP」は、村上さんがイラストも文章もすべて手掛けています。
「いろは寿司」の海鮮丼のイラストもそっくり!
制作する上でこだわったのは、自分からコミュニケーションをとりながら、しっかり聞き込みすること。
そして、マップから生まれるコミュニケーションも意識しました。
「マップにたくさんの情報を入れ込むことで、『こんな場所知らなかった!』『ここ行ったんだね、私も好きなんよ!』と会話のきっかけが生まれます。
『字が小さくて読めないじゃないか~』でもいいんです。このマップをきっかけに会話が生まれるようなものにしたかったんです」と話してくれました。
制作中、大変だったことは?
「安芸津満喫探訪MAP」に書かれていることは全て、村上さんが自分で足を運び、話を聞いて得た情報です。
寒い季節、自転車で朝から夜まで走ることもあったのだとか。
インターネットで検索しても出てこない情報がたくさん詰まったマップ。安芸津のことをまったく知らなかった村上さんが、魅力をひとつひとつ見つけていった過程が手に取るようにわかる内容です。
とても素敵に仕上がった「安芸津満喫探訪MAP」ですが、作ることの意味を見失ってしまい、つらい時期もあったのだとか。
そんなときに励みになったのが、マップの完成を楽しみにしてくれている安芸津の人たち。
お店を訪ねたときのことを覚えていてくれて、マップはいつできるのか気にかけてくれたことがとても嬉しかったそうです。
今後について
「安芸津満喫探訪MAP」は、現在、東広島市役所安芸津支所と、東広島市役所本庁北館の市民協働センターで手にすることができます。
今後、徐々にマップの掲載店にも置いていただく予定なのだとか。安芸津町内のいろいろな場所で目にする機会が増えそうですね。
「安芸津で暮らす方はもちろん、そうでない方にとっても、安芸津について知るきっかけになると嬉しいです」と村上さん。
地域おこし協力隊の活動については、「今回、マップを制作する中で巡らせてもらった場所を、次はひとつひとつ深彫りしてみたいです。
違うテーマの冊子を作るか、インスタグラムなどのSNSで、ストーリーがちゃんと伝わるような読みものを書いていくか・・・。まだ検討中ですが、次につなげていきたいです」と意気込みを話してくれました。
「安芸津満喫探訪MAP」、ぜひ手に取って見てみてくださいね!