新型コロナワクチン接種、どうだった?副反応は?広大生にインタビュー

話題

広島大学は東広島市と共同で6/21(月)から学生や教職員の希望者を対象に、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施しています。

東広島キャンパスでは下記の日程で行われています。

①1回目:6月21日(月)~7月2日(金)
平日10:00~13:00 1,100人/日
休日10:00~16:00 2,500人/日

②2回目:7月26日(月)~8月1日(日)
平日10:00~16:00 2,000人/日
休日10:00~16:00 2,500人/日

広島大学WEBサイトより

東広島まるひネットでは、ワクチン接種を受けた広大生2名にインタビューを行いました。

スムーズに受けられた? 気になる副反応は?

いろいろと話が聞けましたよ!

いつ、どんなふうにワクチン接種を受けたの?

インタビューに応じてくれたのは、法学部3年生のMさん(女性)と、総合科学部3年生のRくん(男性)です。

ワクチン接種前

広島大学では、ワクチン接種前に

① ワクチン接種を希望する・希望しない・まだわからない、といった意向調査
② ワクチン接種の予約

といった流れで、ワクチン接種の準備が行われていたそうです。その際、ワクチンに関する情報がメールで届き、ワクチン接種をするかどうかの判断材料も与えられたとのこと。

ワクチン接種は強制ではなく、希望しない人はもちろん打たなくてもOK。

新型コロナウイルスへの感染リスクや自分の体質、体調への不安、副反応、新しいワクチンでまだ多くが明らかになっていないことなども加味して、しっかり考えたり相談しながら決めることが大切です。

ワクチン接種をすることにした2人の周りでは、接種を迷っている人もいたそう。それでも、接種を希望する人が多い印象だったとのことです。

「ワクチン、どうする?」「数年後に副作用あったら怖いね」といった会話を友人や家族としながら、しっかり考えた上で接種しているようでした。

ワクチン接種当日

Rくんは初日の6/21(月)11時頃、Mさんは6/22(火)11時頃にワクチンを接種したとのこと。

広島大学の西体育館が会場です。

会場はスムーズに運営されており、待ち時間はほぼなかったとのこと。

Mさんは「心の準備をする余裕がないくらいスムーズでしたよ」と笑顔。

学生証見せて、事前に記入して持ってくる予診票(過去の症状や服用している薬などについて書く)を提出したあと、ワクチン接種前にお医者さんと話すタイミングがあったそう。

Mさんは普段から注射や採血が苦手だったため、お医者さんに相談。すると普通は座って注射をするところをベッドに横になって注射してもらえたそうです。それでもいつも通り泣いてしまったそうですが、「お医者さんが手をにぎっててくれて安心しました」と話します。

Rくんに聞くと、刺したときの痛さはそこまで感じず、普通の注射や採血くらいの痛さ(個人差はあるでしょうが)だったとのことです。

注射が終わったら待機場所のいすに座り、15分から30分、体調不良(ショック、アナフィラキシーと呼ばれる重度のアレルギー反応など)が出ないかどうか様子を見ます。

Rくんの隣に座っていた人がまさにぐったりしており、スタッフの方を呼び、無事にベッドに移動できたそう。

自分が体調不良となる可能性もありますが、周りに調子が悪そうな人に気づいたら配慮することも大切そうです。

ワクチン接種後は、注意事項が掲載された資料「COVID-19ワクチンモデルナ筋注の接種を受ける方へ」がもらえるようです。

どんな考えでワクチン接種を受けることにしたの?

どうしてワクチン接種を受けることにしたのか聞きました。

Rくん
ふるさとに安心して帰省したいという気持ちが強く、家族とも相談してワクチン接種を受けることにしました。
ワクチン接種は第一回目に応じて第二回目の日程が決まるのですが、自分は8月の早い段階で帰省したいと考えており、それまでにワクチンを打てたらと思い、初日に打つことにしました。
このスピードで大学生に打たせてもらえるのはありがたいなと思いました」

Mさん
「新型コロナウイルスに感染するリスクを考え、ワクチン接種を受けることにしました。
ワクチン接種後の副反応がどんな風に出るか不安があったので、次の日の予定がない日を希望し、6/22(火)に接種することになりました。
これまで帰省したときは、おばあちゃんとはマスクをしての会話だったけれど、おばあちゃんもワクチン接種を行ったので、安心して一緒にご飯を食べたりできそうでうれしいです」

コロナ禍になってから、4人以上で遊びに行くことや飲み会などを控えていたといいます。

今後は大学生活や課外活動、帰省や移動なども安心して楽しめるようになるといいなと希望を聞かせてくれました。

新型コロナウイルスワクチン接種 気になる副反応はどうだった?

気になる副反応は、2人とも出たそうです。

若い人ほど免疫力が強く、そのため異物であるワクチンにも強く反応して、副反応が強く出るといわれています。

また、ワクチン接種後に配布される資料「COVID-19ワクチンモデルナ筋注の接種を受ける方へ」によると、男性よりも女性の方が多く現れる傾向にあるそう。

Rくんは、注射した方の腕が筋肉痛のようなだるさで上がらない症状が出ました。熱はなかったものの、だるさと疲労感があったといいます。およそ1日後に症状が出て、翌日には症状は消えたとのこと。

Mさんは、翌日38度の熱が出ました。「翌日予定が入っていない日にワクチン接種を受けて正解だった」と話します。熱は2日たっても微熱が続いている状態でした。(3日目の朝、熱が下がったそうです!)

資料によると、そのほか、吐き気や頭痛が現れる人もいるようです。

「ワクチン接種は1回目よりも2回目の方が副反応の症状が多く出ると言われているから、どうなるだろう」と2人は話していました。

副反応には個人差がありますが、参考にしてみてください。

これからワクチン接種を受ける人へのメッセージ

先駆けてワクチン接種を受けた2人に、これからワクチン接種を受ける人へのアドバイスを聞きました。

・ワクチン接種を打つかどうかは、自分自身で考え、判断しよう
・注射が苦手な人は医師にあらかじめ伝えておくと対応してくれる可能性が高い
・ワクチン接種をする日は、副反応が出ることを考え、次の日に大切な予定がないときがおすすめ
・副反応が出ると家事をするのも大変。一人暮らしの人は洗濯などは前日に済ませておくのがいいかも
・待機室では体調が悪くなる人がいる。自分に余裕があれば、周りに体調が悪そうな人がいないか気がける(そんな人を見つけたらスタッフを呼ぶ)

これからどんどん、ワクチン接種の対象が増えると思われます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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