西条町下三永、福成寺山の山頂付近にある福成寺(ふくじょうじ)に、4月末に訪れました。
西条の街を見渡す気持ちのいい山の上。近くには東広島天文台や、農場「星ふる里」があります。
西条にもこんな場所があるんだ、というのどかな場所ですよ。
福成寺は真言宗御室派で、奈良時代から歴史がある立派な寺院です。
カラフルな仁王像が堂々と立っていました。
山門から先にも、坂道が続きます。
訪れたのはちょうどゴールデンウィークで、しゃくなげの花と新緑がきれいなシーズンでした。
しゃくなげまつりが開催中ということで、見頃の花を楽しみに来られた方で賑わっていました。
拝観料200円をお支払いし、いざ参拝。
石州瓦が美しい本堂。池には鯉が泳いでいました。
エサをもらいたいと、寄ってきますよ。
屋根付橋。歩くと和の雰囲気が心地よいです。
途中の小島に、小さな天神社がありました。こちらも橋でつながっています。
参拝の際は、本堂の隣にある大きな木にも注目してください!
2本の幹の根元が接して、幹がほぼ同じ形をしていたことから「夫婦杉」と呼ばれています。
けれど、今は2本のうち1本が、途中で切断されているのです・・・
2014年7月7日(夫婦杉だけに七夕の日!?)、落雷被害があり、地上15mで切断することになったのだとか。
夫婦杉を含め大きな木3本が「福成寺の巨樹群」として広島県指定天然記念物となっています。
探してみてくださいね。
また、歴史ある福成寺には、文化財5件が保存されています。
本堂を向かって左に進むと、しゃくなげが鑑賞できる道につながっています。
赤い前掛けをした石像が並び、木や土のこけが見事。きれいでした。
奥の方には鐘がありました。
しゃくなげとのコラボレーションで色鮮やか。
しゃくなげは、前日の強雨で落ちてしまっているものもありましたが、大きく咲いていて見ごたえがありました。
山道を散策できるようになっているので写真を撮るのが楽しかったです。
ピンク、白、赤・・・色とりどりに咲いていましたよ。
福成寺のしゃくなげは例年、4月初旬から5月中旬が見頃とのこと。今年はもう見頃は終わっていますが、また来年も行きたいです。
立派な寺院で見どころがいっぱい。しゃくなげシーズンでなくても、四季を感じに、また訪れてみてくださいね。
この記事を書いたライター:こばん
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福成寺
東広島市西条町下三永3641
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