~ひとむすびのひとつなぎ~ 5人目:大石紗佑里さん

ひとむすび

こんにちは!ライターのなべせりです。

東広島に住む方にご登場していただき、身近な方をご紹介していただくことで次第に「ご縁」が結ばれていく「ひとむすびのひとつなぎ」。

以前こどもアート教室を主宰されている柴田さんにご紹介いただいたのは、大石紗佑里さんです!

◇お名前:大石 紗佑里(おおいし さゆり)さん
◇出身地:東広島市高屋生まれ、八本松在住
◇ご職業:花屋 Florist Lilie (フローリスト リーリエ)店主

今のお仕事は子どもの頃からの目標でしたか?

そうですね、幼い頃からずっと花が好きでした。小学生の時には花係や栽培委員になり、学校の切花や挿木を担当し楽しんで活動をしていました。

園芸やガーデニング、そしてフラワーデザイナーにも興味を持ち、中学生のときに行った職業体験では、花によって水あげの方法が全く違うことを知り、また葬儀のお花を生ける場にも立ち会わせいただきました。

その際、最後のお見送りのために真摯に仕事に向き合っている人の姿を目の当たりして、素直にかっこいいと思ったし、花を通して人生に寄り添うことができるのだと実感しました。


手作りのフラワープリンティングバッグ

その後、専門学校に通い花のことだけでなく、お店の経営やビジネスのことも学び、東広島に店舗を構える会社に就職して経験を積みました。

4年程してから退社し、結婚・出産を経て自分で開業したのですが、退社してお店をOPENするまでの間にドイツを訪れ沢山のことを学びました!

ドイツでの時間もまた今のお仕事の糧になっているのでしょうか。

専門学校のヨーロピアンデザインの授業で、ドイツでは生け花を逆輸入したような文化があることを教えてもらっていたので、何としてでもドイツに行って勉強がしたい!という思いを学生の頃から強く抱いていました。

そのため退社してから、少しずつ勉強していたドイツ語も兼ねて短期語学留学と、ヨーロッパ旅行へ行きました。

本当に沢山の方がアドバイスをくれたり、人を紹介してくれたりと、サポートして下さいました。

実際行ってみると、街中では一本だけ花を持って歩いている人がいたり、マルクトで新聞に包んでもらった花をそのまま抱えて帰っていく人がいたり。

お庭での食事会に招待してもらった人が、手土産に花一輪をそのまま持ってお庭に入っていくシーンに遭遇した時は、ここでは日常に花があって、日本よりもカジュアルな存在として捉えられているように思い、なんだか嬉しく感じました。

日本ではあまり見ないような花の色合わせも多様な個性として受け入れられているようで、「あっこれもアリなんだな!」と沢山の衝撃を覚えました。

最近の流行はありますか?

最近SNSの影響もあって、くすんだ色や落ち着いた色味の花がオシャレなものとして捉えられ始めたこともあり、ドライフラワーをお求めの方も多くなってきました。

生花をご購入される時に「生花で楽しんだ後にドライフラワーにして飾れるお花をお願いします」というお客様も。

私自身はドライフラワーも好きですし、生命力を感じられる生花もやはり好きです!

東広島で好きな場所を教えてください!

場所を説明するのがちょっと難しい場所なのですが・・・(笑)

西条バイパスと中央中学校がクロスする辺り、住所で言えば八本松町原の田んぼの風景がまるで「風の谷のナウシカ」のワンシーンのようでとっても好きです。

もともと通学路で、今でもちょっと気持ちをリフレッシュしたいときに田んぼの中にある細道を歩いています。

 

スマホに入っているお気に入りの一枚は?

子どもたちと一緒に作った、息子の誕生日ケーキです。

お花は子どもたちとお散歩をしているときに道端に咲いていたもの。

ケーキは少し崩れてしまっているのもまた愛嬌ということで気に入っています。

緊急事態宣言の間の臨時休業の時でしたが、草花を飾り、不安な中でも幸せを見つけた思い出です。

身の回りのお気に入りのアイテムは何ですか?

このシザーケースと岡恒剪定鋏(おかつねせんていばさみ)です。

シザーケースは以前働いていた花屋を退社する時に、必ずまたこの世界に戻ってくることを誓って買った覚悟の一品です。

岡恒剪定鋏は勤めていた時の社長からいただいたもので思い出が詰まっています。

シザーケースはこのオカツネや他のアイテムにサイズに合わせて、全てオーダーメードで作ってもらいました! 今でも大切に使っています。

PRしたいこと

毎週新しいお花が入ってくるので、「なんかいいものあるかな」って気軽に覗きに来ていただけたら嬉しいです。

誰かを思い浮かべてギフトとしてお花を贈る気持ちも素敵ですし、特に思うのがぜひ“自分のためにお花を選ぶ”感覚も楽しんでいただけたらなと思います。

手作りのフラワープリンティングカレンダー

魔女の宅急便に出てくるキキの実家のように、お店の中を森にしたいという思いがあります。

花に囲まれると、何も買わなくても見ているだけで気持ちがリラックスすることもあるかと思います。ぜひお気軽にお越しください♪

店内にはママが安心してお花と向き合えるようキッズスペースも

・・・ライターせりなべ  取材を終えて・・・

大石さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

落ち着いた雰囲気でありつつも、特にドイツ留学でのエピソードは、一心に目標に向かって行動されていたことが伝わり、とても情熱的な方と感じました。

お話をお聞きする中で、確かにお花屋さんに行くことって敷居の高いことのように感じていましたが、自分の生活に彩りを添えるために足を運んでみるのもいいなと思いました。

店頭に並ぶ花を見て季節の移り変わりを感じるのもまた素敵ですよね!

お店にはハーブティーも並んでいますので、ぜひお気軽にリラックスしにお出かけするのはいかがでしょうか♪

それではひとむすび6人目のご紹介をぜひお楽しみに!

Florist Lilie (フローリスト リーリエ)
東広島市八本松東6−2 八本松ガーデンプレイス1003号室
080-4557-2699
12:30〜17:00 定休日は水、日曜日(祝日不定休)
専用駐車場 No.43・45
Instagram
公式HP

この記事を書いたのは
東広島まるひネットライター:なべせり
Instagram|@seri.nabeshima

~これまでのひとむすびのひとつなぎ~

新連載! ~ひとむすびのひとつなぎ~ 1人目:上本真也さん

~ひとむすびのひとつなぎ~ 2人目:守橋隆志さん

~ひとむすびのひとつなぎ~ 3組目:岡田知洋さん、雅子さん

~ひとむすびのひとつなぎ~ 4人目:柴田亞希子さん

おすすめ記事