山道を抜けた先にあらわれる、自然あふれる古民家カフェをご存知ですか?
今回は、河内町にあるカフェ【コダマノモリ】をご紹介します。
コダマノモリはどこにあるの?
まずは道案内から。
国道375号線から県道33号線(大渡橋北詰 交差点)へ向かい、
戸野郵便局を過ぎた先にある「さわやか茶屋」さんの看板を左折。
200mほど走り、「CODAMANOMORI(こだまのもり)」看板を左折。
玄関を入ると、温かみのある土間が出迎えてくれました。
ランタンやストーブ、内装は店主である柳樂倫さんの手づくり。
「コダマノモリ」を経営されている柳樂夫妻。
コダマノモリの自家製の糀(こうじ)メニュー
メニューへのこだわり
メニューはこちら。
ランチは糀(こうじ)定食(ドリンク付き)。
【本日の糀定食より】
✓ご飯・野菜・豆⇒地域の方や友人とともに育てた無農薬のもの
✓お味噌⇒ご近所の方の手作り
✓野草⇒コダマノモリ敷地内に生えているもの(今日は“ユキノシタ”)
✓ひじき⇒海へ採りに
✓豆腐⇒豆乳と糀から手作り
✓ドレッシング⇒レモン、キンカンの手作り酵素シロップ
✓糀⇒お米から手作り
こちらの「コダマノモリ」は、食材の自給カフェを目指しているそう。
自分たちの手で育てた【旬の食材・海と森の恵み】を使った安心安全が見える食事。
味つけも自家製 糀を中心にした自給調味料を使用しています。
本日の糀(こうじ)定食
今回は【本日の糀(こうじ)定食】をオーダーしました。
旬の野菜のみずみずしさと、プチプチはじける発芽玄米ご飯の旨みを感じながら、
ありがたくいただきます。
口に運ぶ箸の動作は、自然とゆっくりになりました。
自家製の糀が食材の良さを引き出しており、初めて食した野草“ユキノシタ”の味の濃さに驚きました。
なかなか出会うことのない食材は、コダマノモリの旬ならではの楽しみです。
よもぎソイラテ
ドリンクは【よもぎソイラテ】をオーダー。
【よもぎソイラテ】は世界初⁉︎のコダマノモリオリジナル手づくり紅茶。
“よもぎ”を紅茶製法で発酵させコクを出し、一口飲むと深い味わいとよもぎの香りが口の中に広がります。
どこか懐かしく新しい味。
かくいう私も、よもぎソイラテのリピーターであります。
糀甘酒
ちなみにこちらは糀甘酒。
豆乳で割ってあり、やさしい甘さと糀のつぶつぶを楽しみながらほっと一息いただきます。
メニューに〇〇が載ってない!?
そしてみなさま、お気づきでしょうか?
メニュー表に価格が載ってませんでした。
そしてこれまで、価格の話を一切しなかったのですが…
あの…こちらのカフェメニュー…、実は…価格がないんです!!
はい、
「えっ!?」
ですよね。
説明しますね。
こちら「コダマノモリ」では、【自由料金制】をとっています。
食べた人が自分たちにとっての価値を考え、その価値をドネーション(募金)するシステム。
日本でもちらほら見かけるようになりましたが、広島ではなかなか無いかも!?
(こちらの賽銭箱へお金を入れます。)
コダマノモリで自然にも自分にも優しい時間を
柳樂ご家族は、やっと見つけたこの地に2年前に移住してこられました。
自然に囲まれ、生命の在り方を常に意識した生活スタイル。
安心安全は人だけでなく、地球環境に対しても同じこと。
人にも環境にも負担のかからない『持続可能な循環型社会』を
まずは自分たちから、という思いでカフェを始められました。
「今年は近くの田畑を広げ、環境面に配慮しながら、自給率100%のカフェメニューを目指したい。」と語るお二人でした。
癒しの空間で糀定食と紅茶をいただきながら、身も心もほっこりしたこの日。
口に入れるものがどこからきたものなのか、
自分が生活することで環境にどういった影響があるのか、
考えさせらる一日でした。
もちろん、
ただただ自然の中に身をゆだね、ぼーっと過ごすのも大歓迎のカフェです。
忙しい日常から、時間の流れがゆるやかなカフェへ、
ぜひみなさんも足を運ばれてみませんか?
(要予約制です。)
カフェ以外にも、楽しめる場所が屋外にありますよ。
山へ探検に行ったり、焚き火で暖をとったりしてのんびり過ごすこともできます(会員制)。
また、衣食住に関する『自然派のワークショップ』(麹・味噌づくり・羊毛・布ナプキン・染め物など)も開催されています。
詳しくはfacebookをご覧ください。
ライター:さっちん
コダマノモリ
〜要予約〜
住所 : 東広島市河内町戸野599
電話 : 070-4422-2059
営業時間・定休日 : ご予約いただいたのち開店の運びとなります。
facebook :https://www.facebook.com/codamatachi
※記事の情報は、掲載時点のものです。日数が経っている記事は、別途、最新情報をご確認ください(営業時間など)