令和5年度「ひがしひろしま 学生×町家塾」活動レポート!

ひとむすび

東広島まるひネットを運営するひとむすびでは、大学生が自分の好きなことや得意なことを生かしながら、実際に地域に対してどんなことができそうかを一緒に考え、プロジェクトを実施するまでの伴走支援を行っています。

「ひがしひろしま 学生×町家塾」とは:これまで行っていた「ひがしひろしま 学生×地域塾」になります。

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今回は、「ひがしひろしま 学生×町家塾」に参加し、活動を行った学生から、それぞれのレポートが届きましたよ!

外国人親子の暮らしを豊かに 渡邉結友・教育学部2

みなさんのまわりにも、外国にルーツを持つ人はいませんか?

小・中学校と、クラスに1人は外国にルーツをもつ子どもがいる環境で育った私は、高校では日本語教室のボランティア、現在は大学で日本語教育を専攻しています。

そうした経験から、「外国人親子の暮らしを豊かに」というテーマで、外国人親子のために何が自分にできるのか、考えることにしました。

当事者である外国人親子や外国人親子向けのイベントの主催者へヒアリングしていく中で、外国人親子に関わっている人への支援に必要性を感じました。

さらにヒアリングを行う中で、保育園と外国人保護者間で起きる行事における情報のすれ違いに注目しました。

例えば、遠足で必要なものを伝えているけれど、必要な物品の言葉の意味が分からない、ということです。

丁寧に説明ができれば良いですが、保育園等で働いている方は多忙であり、外国人親子支援に割く時間が十分に取れないことや、保育園全体で支援情報が十分に共有されていないことも気づきました。

情報の中でも、特に、外国人親子に伝えるツールとして「おたより」についての話も頻繁に挙げられました。

以上の点からリーフレット「外国人保護者に伝わりやすいおたよりの書き方~外国人親子に安心して行事に参加してもらうために~」を作成することにしました。

いつでもどこでも見返せる点や、支援情報の基盤を統一できることがウリです。

「おたより」に着目したこのリーフレットでは、年間の行事ごとに困りごとを整理し、支援に役立つインターネット情報をQRコードで掲載しています。

こだわりポイントは、主に2つ。

1つ目は、いつものおたより例と書き換え例を比較することで、違いを分かりやすくしたことです。

それぞれの次ページに要点を掲載し、ただポイントを伝えるのではなく、なぜそれをすると良いのか理由もふくめて説得力のある伝え方を意識しました。

2つ目は、書き換え例の工夫です。

ニーズにあわせた「やさしい日本語」を意識し、今回は翻訳アプリの反応しやすさにも配慮した言葉づかいにしています。

また、絵や写真はもちろん、初めて参加する外国人保護者の場合でも安心して行事に参加してもらうために、いつ・何をする予定か行程表を明記している点もポイントです。 

最終的に出来上がったリーフレットは、東広島市役所保育課を通して、保育園などの保育施設に配布させていただきました。

直接声を聞くことができない点は残念ですが、めぐりめぐって外国人親子を支援できることを願っています。

また、町家塾の活動の主であったインタビューで、「やさしい日本語」が万能ではないことや、インタビューの基本を学ぶことができたのは、私にとって大きな成長になりました。

これからも外国人および外国人親子支援にかかわる中で、町家塾を通して得られた視点や知識を他の活動にも反映させていきたいと思います。

ヒアリングにご協力頂いた皆さま、そして約8か月という長期間支えてくださった周囲の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

私がどれだけ人に支えられているのか、実感できた活動期間でした。

本当にありがとうございました。

自分って何!?進路ってどう決めたらいいの~!? 小山絵里・教育学部2年

誰もが一度は出会う人生のイベント・・・進路選択。

「ぱぱっと簡単に!」とまでは言いませんが、少しでも進路に悩む中学生・高校生の力になりたいと思い、ワークシートを作成しました。

ワークシートのダウンロードはこちらから!

今回このようなプロジェクトになったきっかけは主に2つあります。

1つ目は、私自身が中高生時代、進路決定に悩んでいたということです。

高校選びは学校数に限りがあったのでそこまで時間を要しませんでしたが、大学選びになったとたん範囲が広がり、何から考えどう絞ったらいいのかわからなくなってしまいました。

時間もお金も費やす大学生活。

妥協したくないと思っていたため、全ての大学を一つずつ見るという果てしない作業をしていました。

そして、ある時「大学で私が学びたいことはなんだろう」と考える時間を設けました。

すると自分が大学に何を求めているのかが明確になり、かなり進路決定に役立ちました!

2つ目のきっかけは、プロジェクトのヒアリングで、2022年から広島県の高校選抜試験で「自己表現」という試験項目ができたと知ったことです。

「自己表現」とは、面接に代わる試験項目で、面接と違う点としては自身のことを伝えるためなら何を用いて表現しても良いということです。

椅子に座って質疑応答をするのではなく、ダンスをしたり歌を歌ったり・・・表現方法は人によって様々です。

この入試項目を知り、「こんな自由に試験官へアピールできるようになったのか!」という驚きと、「もし自分が今の中学生の立場だったら、何を表現したらいいかわからず不安になるだろうな・・・」という思いが生まれました。

もしかしたら同じように感じている中学生もいるかもしれません。

私はぜひこの機会を、ピンチではなく自分を知るチャンスに変えてほしいと思いました。

このワークシートの何より良い点は「とりあえず書き出してみる」ができる点です。

完璧主義な私は、最後がきれいにまとまるよう、ワークシートに書き入れる単語を脳内で勝手に選別してしまいがちでした。

しかし「とりあえず書き出してみる」という思いで、考える前にとにかく手を動かして書き入れることができたため、私にとっては気楽に行えるものでした。

ここで少し余談と私の思いを挟みますと、私の進路決定にはこのワークで見つけたこと「私は言葉そのものに興味があるんだ!」に加えて、他にも様々な要因が活かされています。

例えば、「地元の静岡はいいところ過ぎる…!大学で離れなかったら一生いちゃいそうだから大学で遠い所に出て新しい出会いを見つけたい!」や、「えっ!私の大好きなPerfume、全員広島県出身じゃん!」「『日本人の知らない日本語』って漫画おもしろいな~」など、本当に些細な事が進路決定に影響していますし、「学費・生活費」「偏差値」といった現実的に押さえなくてはいけないポイントもあります。

押さえておきたいポイントと、自分の希望面のバランスをよく見て、進路決定に活かしていただきたいです。

自分の「行きたい!」という思いが受験勉強への活力に繋がるとも感じています。

すべての中高生にこのワークシートがあてはまるかなという不安はありますが、なにかこのワークが自己理解・進路決定の手助けになったら幸いです!

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