兵庫県の灘、京都の伏見と並び、日本三大酒処として知られている東広島市西条。
JR西条駅前の「西条酒蔵通り」には7つの酒蔵が集まっており、これだけ近辺に複数の酒蔵が点在するのは珍しいのだとか。
とはいえ、日本酒って何をどう選んだらいいかわからない……という人も多いのでは?
酒都西条の酒蔵シリーズでは、東広島まるひネットが、各酒蔵のことやおすすめのお酒などについて紹介していきます!
第2回目は、山陽鶴酒造です。
※「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が発令された際、営業時間の短縮や営業休止、試飲や試食などが中止になる場合があります。ホームページやフェイスブックなどで情報を確認してから訪れるようにしましょう。
※お酒は二十歳を過ぎてから、たしなみましょう。
山陽鶴酒造へ酒蔵探訪
西条酒蔵通りのいちばん西側に位置するのが山陽鶴酒造です。
西条酒蔵通りは、その昔、山陽道と呼ばれていました。
山陽道の黒松に鶴が飛んできた…というエピソードが「山陽鶴」の名前の由来といわれています。
江戸後期の創業時、米問屋の米蔵を買い取って酒造り用の蔵に作り変え、酒造りをスタート。
会社設立から数えると100年以上の歴史があります。
日本酒の味わいは、甘味や酸味、辛味、苦味、渋味のバランスで決まるのだそう。
山陽鶴酒造では、これら5つの味がバランスよく一体となった喉ごしの良い酒を求め続けており、食事にも合う酒を追求しているとのこと。
それでは、さっそく酒蔵探訪を始めましょう。
山陽鶴酒造の本社販売場
玄関から入って右手には本社販売場があります。
日本酒のほか、さまざまな酒器や食器も販売されていました。
棚に並んでいる日本酒は「純米大吟醸 KUBO」や「純米生原酒 とりあえずサンヨーツル」など。個性的なネーミングやオシャレなラベルが目を引きます。
一部のラベルは自社で印刷されているのだそう。
とっくり・おちょこなどが飾られた棚は、時代を感じる趣です。
本社販売場のそばには、カプセルトイのマシンが。
中には山陽鶴酒造オリジナルのおちょこが入っているんですよ。
色は赤と白。おめでたい色ですね!
赤のおちょこは珍しいかも。
※赤のおちょこには蛇の目(おちょこの底に描かれることが多い二重丸。日本酒の色合いや輝きを見るためのもの)は入っていません。
山陽鶴酒造のおすすめ日本酒&グッズはこちら
山陽鶴酒造で販売されている日本酒やグッズを紹介します。
まずは、酒蔵限定酒!
生大吟醸原酒~Limited~(720ml) 2,897円(税込)
毎年、酒まつり限定で販売され、完売していた人気の酒。
酒蔵でしか買えない限定酒です。
華やかな香りと口の中で溶けるような、ほんのりとした甘みが特徴。
ラベルは米と水をイメージしたのだそう。
冷やして飲むのがおすすめ。※要冷蔵です。
酒蔵おすすめの酒!
五酒セット(各180ml、箱入り) 1,980円(税込)
山陽鶴の代表銘柄である「大吟醸」「純米吟醸」「本醸造」「上撰」「にごり酒」を一合瓶に詰めた、呑みくらべセット。
「大吟醸」と「純米吟醸」は冷やして飲むのがおすすめ。「本醸造」と「上撰」は冷やしても常温でもぬる燗でも。「にごり酒」は冷やすか、ロック、ぬる燗で飲むのがおすすめ。
小瓶なので冷蔵庫にも入れやすいですね。
呑みくらべができるので、お土産にもぴったり。
おすすめグッズ
山陽鶴ガチャ 300円(税込)
白いおちょこも赤いおちょこも普通に販売されていますが、ガチャを回した方が少しお得になるそうです。
ただし、白が出るか赤が出るかは運しだい!
山陽鶴酒造の酒蔵探訪してみて・・・
山陽鶴酒造の本社販売場には、日本酒とともに酒器や食器も並んでいます。
一緒に買って帰れば家飲み時間が充実しそうだなと思いました。
母屋の裏側に位置する酒蔵には「黒松の井戸(くろまつのいど)」があります。
以前は仕込み水を汲むことができましたが、今はできませんのでご注意くださいね。
また、カプセルトイ以外にも興味を引くアイテムがありました。
母屋の前で存在感を放っていたのは、のん太の自販機。
のん太の目の部分が取り出し口になっている真っ赤な自販機です。
西条酒蔵通りではここでしかお目にかかれないので、酒蔵を訪れた後、記念写真を撮ってみてはいかがでしょう?
この記事を書いた
東広島まるひネットライター|おはる
Instagram|@maeccho_25
山陽鶴酒造
東広島市西条岡町6-9
082-423-2055
<営業時間>9:00~17:00
<定休日>土日曜・祝日
ホームページ https://sanyotsuru.jp/
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