八本松から始まった地域団体「さとの会」が食+交流で地域の笑顔をつくる!「人々が集い、ほっとできる居場所をつくりたい」<PR>

話題

八本松でスタートした「さと(SATO)の会」を知っていますか?

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をキーワードに、「人々が集い、ほっとできる居場所をつくりたい」と2017年に発足。

現在は八本松のほかに黒瀬、福富、西条と東広島市内各地でその活動の輪が広がっています。

発起人は主婦の宮田朋子さん


チームメンバーからも「お母さんみたい」と言われるほど優しい面持ちの女性。「さとの会」全体を率いるバイタリティの持ち主です。

活動内容が周知されてきたことで、今では子ども食堂の活動を学びに来る人も集います。

なぜ「さとの会」にこれほど注目が集まるのでしょうか?

メンバーへのインタビューを通して見えてきたのは、地域活動を楽しく、心地よく続けていくための数々の秘訣

・地域に開かれた「集いの場」で意識することは?
・持続可能な活動にするために心掛けていることとは?

「さとの会」には、これからの地域づくりのヒントがたくさんありました。

活動内容をレポートします!

各エリアごとの活動を紹介!

現在「さとの会」は八本松、黒瀬、福富、西条に各活動拠点があります。

食堂(食事提供)をメインの活動にしながらも、それぞれの居場所には個性があるようです。

SATO☆はちほんまつ

まず訪れたのは、宮田さんが担当するエリア「SATO☆はちほんまつ」の活動拠点となっている「下組集会所」。

毎月第3土曜日に地域へのお弁当配布を行なっていると聞き、見学に行ってきました。

すると、中では手際良く調理をする女性陣。

職業も年齢のバラバラながら「さとの会」の思いに賛同したメンバーが集っているようです。

宮田さん:献立は得意な人にお任せ! 材料は地域からいただくものや、私の畑で採れたものを。今日はかぼちゃときゅうりと……。

キッチンでかぼちゃを力強く切りながら「このかぼちゃ大きすぎだわ〜」と笑い声。楽しみながら活動をしている様子が伝わってきます。

今日は6人で57食分のお弁当を用意するそう。

「宮田さんが事前にレシピを印刷してくれたり、食材を下処理しておいてくれるから、いつも効率よく料理ができます」と、メンバーの一人が教えてくれます。

中には「将来、子ども食堂をするための経験を積みたくて」と話す、この日、初めて参加するという人も!

「さとの会」はお弁当を受け取る人だけでなく、作る側にとっても必要な「居場所」となっていることがわかります。

そのほか、月に1回、交流会も実施しています。7月はアートセラピストの木村陽子さんを講師に迎え、石に色を塗ってオリジナルの「宝石」を作る親子対象のワークショップを開催。

木村先生が「この色が面白い」「私は好きです」などのコメント伝えると、参加者からは「先生に褒められて嬉しかった」という声が。子どもから大人まで和気あいあいと楽しめたようです。

SATO☆くろせ

黒瀬の「SATO☆くろせ」では、月1回のお弁当配布のほか、月1回社会福祉法人倫(りん)が運営する「就労サポートありんこ」という場を借りて「地域食堂」と広島国際大学の学生による「学習支援」が行われています。

「SATO☆くろせ」を担当する上満弥生さんは、以前、そろばん塾を経営していた経験があり、その頃から「いつか子ども食堂のような地域に開かれた、誰でも気軽に訪れることのできる場所がつくりたい」という思いがあったそう。

今は「さとの会」のメンバーとなり、夢の実現に向けて、理想の場づくりに励んでいます。

チームの中でも数字が得意な上満さん。さとの会の会計管理やデータ分析などでも頼りにされているようです。

SATO☆ふくとみ

「SATO☆ふくとみ」を率いるのは、奈良直子さん。音楽の特性を生かして、その人がその人らしくいられるように援助する「ミュージック・ケア」を専門に、妹さんと活動をしていました。

宮田さんとのジョーク混じりの掛け合いが面白い、チームのムードメーカー的な存在です。

写真左が奈良直子さん

「さとの会」として活動する前は、福富支所でミュージック・ケアをした後に、生徒さんを自宅に招いてランチやお茶をしていたそうです。しかし、自宅を活用することで、遠慮する生徒さんもいることに気がつき、もっといろんな人に気軽に訪れて欲しいという思いから、「さとの会」として活動することでランチもその場で食べられるように準備。

今は乳幼児から保護者の方を対象に、第3・第4水曜日に福富地域センターでミュージック・ケアと無農薬野菜や無添加調味料を使ったお昼ご飯をセットに、集いの場づくりをしています。

SATO☆まきばのばんごはん

西条町田口にある「緑の牧場キリスト教会」にいる酒井和代さんは、今年から「SATO☆まきばのばんごはん」を立ち上げ、地域住民へ向けてお弁当作りをスタートさせました。

メンバーからは「こんなに柔和な人は出会ったことがない!」という声が上がります。

教会をもっと地域に対して開かれた場所にしたい」と「さとの会」の会員となり、会の見学や勉強会を一緒に行ってきたそうです。

活動報告用の資料に詳細が記載されています

全員の距離感や活動写真の様子から、どの集いの場も年齢を問わず幅広く地域住民が関わっていることがわかります。

笑顔であふれる活動の様子が伝わってきますね。

「さとの会」発足のきっかけは?

そもそも「さとの会」はどのようにしてスタートしたのでしょうか?

各地域の担当者の方々に、発足のきっかけやチームとして目指すことなどを聞いてみました。

宮田さん:「さとの会」発足のきっかけとなったのは、ドキュメンタリー映画『さとにきたらええやん』の上映会をしたことです。その時にせっかく情熱を持って集まったメンバーがこのまま解散するのもなあと、兼ねてから地域に必要と考えていた居場所づくりをスタートしたいと思うようになりました。

映画『さとにきたらええやん』

大阪市西成区釜ヶ崎。“日雇い労働者の街”と呼ばれてきたこの地で38年にわたり活動を続ける「こどもの里」“さと”と呼ばれるこの場所では0歳からおおむね20歳までの子どもを、障がいの有無や国籍の区別なく無料で受け入れています。(引用:http://www.sato-eeyan.com/

ということで、団体名もこの映画から着想を得たのだそう。

思いったったが吉日、すぐに活動を開始したのかと思いきや、なんと「子ども食堂」としてスタートしたのは、「さとの会」発足から1年以上たった頃。

その1年間何をしていたかというと、実践者に話を聞いたり、チームづくりを学んだりと「勉強」や「話し合い」の時間に当てていたと言います。

宮田さん:やりたいんやったらすぐやってみたらいいじゃんと言われることもあったんですが・・・。
長く続くチームをつくるためにも、勢いではなく、思いを共有する時間を大切にしようと思ったんです。

奈良さん:私は過去に災害ボランティアを目的とした団体に所属していました。
その時はスピード優先で進めていきましたが、それぞれの思いが食い違ってやむなく解散。
活動を続けられなかった経験から、メンバー同士のコミュニケーションの大切さを痛感しました。
「さとの会」はチームづくりへの学びに費やした時間があるからこそ、こうして続けていけるのだと思います。

一言で「居場所づくり」といっても、方法はさまざま考えられます。

集まったメンバーそれぞれが、なんのために、どんな場所をつくりたいかを根気よく話し合ったことで、チームとしての目的が明確になっていったようです。

持続可能な活動の秘訣がここにありそうですね!

また、4ヶ所それぞれの「さとの会」ごとで、地域に対してのアプローチは異なり、担当者それぞれの得意なことが生かされているように感じます。

宮田さん:それぞれ違って当たり前なんです。その違いを認め合うこと、そしてこうして集まった時に経験を共有しあうことで、課題にぶつかった時でもお互いの知恵で解決に向かうことができます。

そんな宮田さん、チームメンバーからの「裏表が全くない、このまんまの人なんです!」「なんでも許してくれる、受け入れてくれる力がすごい!」「いつでも包み込んでくれる」などの声から、その人柄が伺えます。

印象深かったのは「自分が正しいなんてことはないんです。多様性を受け入れること、助け合うことが大切」という宮田さんの言葉。

「さとの会」メンバーでつくったというパンフレットには「人々が集い、ほっとできる居場所をつくりたい…。そう思って活動を始めました。」と書かれています。

大切なのは子ども食堂をすることではなく、「ほっとできる居場所」をどんな方法でつくっていくかということ。

目的をチームで共有し、違いを認め合っているからこそ、柔軟に「居場所」のつくり方が考えられるというわけですね。

応援してくれる人の存在を力に!

いったい何が彼女たちを突き動かすのでしょうか?

「私たちの活動を応援してくれている人たちの気持ちにむくいたい。恩返しがしたい」

これが宮田さんたちから返ってきた答えでした。

活動の原動力は「自分たちが楽しむこと」と話す一方で、これまで時間を使ってチームづくりを教えてくれた人の存在や子ども食堂実践者から直接聞いた話など、自分たちのために時間をつくってくれた人への感謝の気持ちが伝わってきます。

「さとの会」で積極的に食堂づくりの相談や体験の受け入れをしているのは、得た知恵や経験を伝えることも大切にしているから。

そのために、メンバー各自が学びを深め、こうして集まった時に共有しているのだとか。

宮田さん:さとの会には、思いを共有して活動をしてくれるたくさんの仲間がいます。その方たちとともに、「地域の笑顔づくり」を目指して長く続けていきたい。

インタビューを通して、活動を続ける上で必要なことがたくさん見えてきました。

宮田さん:不安はいっぱいあるけれど、それ以上に夢もいっぱいあるんです!

「さとの会」チームにとって、きっと活動はまだ始まったばかり。

例えば新型コロナウイルス感染症のように、活動を続ける中で様々な逆境が訪れることでしょう。でも、このチームは乗り越えていくような気がしてなりません。

いきいきしている人のそばには自然と人が集まります。「さとの会」には輝きながら活動するメンバーと、色んな人を引き寄せる魅力が詰まっていました。

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「さとの会」

◆SATO☆くろせ
連絡先:上満弥生 090-9463-6778
対象:誰でも 活動状況:月2回

◆SATO☆ふくとみ
連絡先:奈良 直子 080-7696-3591
対象:就学前の乳幼児を育てておられる親子 活動状況:月2回

◆SATO☆はちほんまつ
連絡先:宮田 朋子 090-4577-1832
対象:誰でも 活動状況:月2~3回

◆SATO☆まきばのばんごはん
連絡先:082-425-5454(緑の牧場キリスト教会)
対象:誰でも 活動状況:月1回

※各SATO☆はそれぞれ特徴があります。代表者に連絡してみてください。
関連サイト:https://pc.tamemap.net/3421251/activities/34212510116

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