豊栄の古民家民宿「宙と延(そらとにわ)」へ。素敵空間で心豊かなひとときを

お店

豊栄町乃美地区にある、築100年の古民家。長らく空き家になっていたこの家は、2020年6月から「宙と延(そらとにわ)」という名前で宿泊施設・イベントスペースとして再生されました。

豊栄町・福富町・河内町では、景観や風土がフランスのプロバンスに似ていることから、「県央プロバンス計画」という取り組みが進められています。

この取り組みの一環がセントルマルシェ。酪農、果樹、ジビエ、小麦の生産など、県央3町の美しい自然や豊かな食を発信しようと2017年から開催されています。先日10/3・4には第8回目が開催されました。

そして、「宙と延(そらとにわ)」も県央プロバンス計画の一つ。

「宙と延」という名前は、どこまでも境目のない空中空間と地表空間をイメージし、可能性と未来を願って名付けられたとのことです。

今回のセントルマルシェの日に合わせて見学会が開かれたので、行ってきました。

まずは母屋から。

伝統的な和の内外装を基調にして、フランスやイギリスのアンティーク家具をバランスよく配置しています。照明や家具などの細部までこだわっており、古き良き和を感じるレトロ調です。

フランスでは、生きた証こそが価値になるという考え方から、先祖代々受け継いだ家に何世代も改装を繰り返しながら住みつづけるのだそう。そのため「宙と延」でも古民家自体にはあまり手を加えていないそうです。

畳の下から出てきたツヤツヤとした板床、当時の住人が使っていた玄関灯など、昔からあったモノがそのまま活かされています。

また、新しく、かつそれぞれに物語があるモノも起用しています。

イームズのロッキングチェア。

柳宗理のバタフライチェア。

フランスのデパート・ハロッズで実際に置かれていたショーケース。

代表がお祖父さまから受け継がれた素敵な絨毯。

オープン当初にここで展示会をされた北広島町在住のデザイナーcocoloyaさんの絵。

離れは、「宙と延」を運営している株式会社地域デザイン研究所の事務所となっています。

イベントスペースやギャラリーとしても利用できるそうです。

施設内には食器類や調理器具を備えており、食材を持ち込めば自由にお料理もできます。

野菜収穫やピザ作り、乗馬体験、ジャム作りなどの体験メニューも企画中だそう。他にも、庭でBBQをしたり、個展を開いたり・・・と、楽しみ方は無限大で夢が膨らみますね。

来年の春にはここで結婚式が行われるそうです。フレンチシェフがやってきて料理をふるまうとか♪

自然いっぱいの中でウェディング・・・なんともロマンチックですね。

皆さんも特別な時間を味わいに、豊栄を訪れてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いたのは
東広島まるひネットライター:やまかな

Instagram|@yamakana91101


<宿泊について>

・一日一組限定、一度に12人まで宿泊可能。
・素泊まり(食事なし)1人1泊6000円
・寝具は6組(必要とあれば追加で準備可能)
※浴室はシャワー付きユニットバス、水洗トイレ、洗濯機完備
※会議やワークショップなどの会場利用も可能(要相談)。Wi-Fiあり。

予約はInstagramやFacebookで受け付けているそうです。詳しくはお電話やメールでお問い合わせてみてください。


宙と延(そらとにわ)

東広島市豊栄町乃美832-1
電話:090-7590-8647
メール:sorahonpo@gmail.com

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(株) 地域デザイン研究所ホームページ

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