~ひとむすびのひとつなぎ~ 12人目:山下久美恵さん 「親子であそぼうmocomoco」

ひとむすび

こんにちは!!

東広島に住む方にご登場していただき、身近な方を紹介していただくことで次第にご縁が結ばれていく「ひとむすびのひとつなぎ」。

以前ご登場いただいた、子ども劇場会員 中森綾さんにご紹介いただいたのは、山下久美恵さん!

◇お名前:山下 久美恵(やました くみえ)さん
◇出身地:山口県岩国市→西条町
◇ご職業:保育士、「親子であそぼうmocomoco」主宰

Q1.「親子であそぼうMOCOMOCO」はどのような場なのですか?

mocomocoは、「わくわく体験」、「おにぎりくらぶ」、「mocomoco cafe」の3つのカテゴリーに分かれています。

身近な生活経験を楽しみながら「自立」と「自律」をテーマに、子どもも大人もみんなで育つ場にしています。

「親子であそぼう mocomoco」の活動の中の1つ、「おにぎりくらぶ」はクラス制の活動。

年中〜中学3年生までの子どもたちを対象に、月1回(全6回)の中で「生きる力を育む」をテーマとして、火を使うアウトドア、裁縫、シューズ洗い、ご飯作り、ボードゲームなどの体験をしています。

ボードゲームは、みんなで顔を合わせて楽しむ時間です。

子どもも大人も混じり合う最高のコミュニケーションツール。

季節の手仕事も活動内容に入れており、前回は梅シロップを作りました。

子ども達には地域の方に見守られているということを知ってほしかったので、梅は購入せずSNSで梅を募集しました。

とても驚いたのですが、30㎏もの梅が集まりました!

梅シロップ作りは大変でしたが、たくさんの方の気持ちを受け取る事で子どもたちは見守られているという安心を感じることができたのではないかと思います。

他にも、まき割りや火起こし体験をしています。スタッフは見守り、子どもたち自身で“なた”を使ってまき割りをします。

まき割りをした細木は、火がつきやすい組み立て方法や火の起こし方など理科のような話も盛り込みます。

基本的に、命に関わらないケガは止めません。

なぜなら、経験しなければ危機管理は身につかないからです。そして何事も「加減」を知ることが大事だと感じているからです。

将来的に大きなケガにならないために、「加減」を覚えてもらうという理由で子どもたち自身には自らの判断、意思で様々な経験をしてもらっています。

生きるには生活する知恵が大切。

コミュニケーションがとれて生活する知恵があれば生きられる、という土台作りです。

出来ることが増えたら、自分の自信につながります。

「親子であそぼうmocomoco」は、子どもの個性を尊重し見守り生きる力を育める、そんな居場所になりたいと思います!

Q2.この活動をしようと思ったきっかけは何でしょうか?

私は保育士をしているのですが、子育てをしている親御さんは「子どもに何かしてあげなければいけない」と思っている方が多いということに気が付きました。

「子育ては特別何かしてあげなきゃいけないものではない!」ということを伝えたいと思い始めました。

第一歩として2015年から、絵本の紹介と、本を見たときの子どもたちの反応など、絵本を見ている子どもたちの視点や様子をお伝えしていました。

絵本を読んだり、話をしたり。1分でもいいので、その子の目を見て関わる時間が大切だと伝えています。

子育てはお金を使ったり、特別感をもって子育てしたりしなくてもいいんです。

もちろん、お母さんのリフレッシュも必要!

リフレッシュするときには子どもだけ参加できるイベントもあるので利用してくださればいいなと思います。

Q3.今ハマっていることは何ですか?

一番悩んだ質問です!

やっぱり、「親子であそぼうmocomoco」の活動ですね。

2年前から保育士の仕事を短時間に変えて、mocomocoの活動に力を入れ始めました。

参加してくださった子どもさんの成長した様子を出来るだけ分かりやすくお伝えしています。

また、保護者の方も巻き込んで一緒に役割をもってもらうことにしています。

一体感を共に感じ合える時間は特別な時間になるし、子どもたちの変化を間近で見て感動を共有できるのはすごい体験ですよ!

Q4.東広島でお気に入りの場所は?

西条にある御建神社です。

四季折々の景色と、この角度から見る神社が好きです。

考え事をしている時は、ふらりと立ち寄ってこの景色を眺めて、ゆっくりと参拝することで気持ちをリセットできる、そんな場所です。

Q5.スマホに入っているお気に入りの1枚は?

息子たちと実家にいる愛犬もんたの写真です。

子どもたちが愛犬と戯れて寄り添い合う姿を見ているとなんとも微笑ましく、見ていて面白いのでとても好きです。

Q6.PRしたいことをお願いします!

これからも「親子であそぼうmocomoco」で、子どもの「好きなこと・得意なこと」を一緒に見つけていきたいです!

子育てに悩んでいる人、子どもとの過ごし方で悩んでいる人は、ひとりで抱えずぜひ遊びに来てください。

アナログゲーム遊び、 moco moco cafe、麹調味料作りなど親子でも、大人だけでのご参加でも大歓迎です!

多世代で集える、みんながまあるく繋がり育ちあえる居場所作りを目指していきます!

親子であそぼうmocomoco
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ライターたかたん 取材を終えて

山下さん、取材にご協力くださりありがとうございました!

子育て支援に全力で向き合う山下さんの熱い想いを聞かせていただきました。

子育てが大変だと思う理由が「何か特別なことをしてあげなきゃいけない!」というプレッシャーからだということを聞いたときは、目から鱗でした。

寝る前に1冊絵本を一緒に読むだけで、子どもの心は落ち着くということ。

親子でルーティーンを決めておけば、お互い罪悪感やプレッシャーを減らすことができるということ。

私も子を持つ親として目を見て関わる時間を大切にしようと感じました。

また、「生きていくのに必要な知恵を教えてくれる場所が、こんなに近くにあるんだ!」ということが知れたことは、とても大きな発見でした。

ありがとうございました!

次回のひとつなぎ13人目をお楽しみに!

この記事を書いたのは
東広島まるひネットライター:たかたん
Instagram|@takatan1800

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